2005.03.21
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MRM [ MOTOMACHI RADIO MAIL ] Vol.011
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SUMMARY
- 不定期連載「それがどうした」 [6] バカについて
- 元町二十四軒 :検索家
-おしらせ
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不定期連載「それがどうした」
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[6] バカについて
元町二十四軒:検索家
(以前自分のサイトに書いたものに加筆修正したものです)
一般にバカを漢字で表記する際には「馬鹿」「莫迦」の2通りの書き方があ
ります。残念ながら実際に見たことはないのですが「破家」という書き方もあ
るそうです。ふと、それぞれの表記に何か違いはあるのだろうかと思い、幾つ
かのサイトを検索して調べてみたところ、次のことが解りました:
・バカ の語源はサンスクリット語の moha(=愚か)あるいは mahallaka(=無
知)という言葉にである。
・中国でその言葉に「莫迦」という漢字が当てられた
そう言えば、テレビ番組「トリビアの泉」で「莫迦梵(バカボン)はお釈迦
様の尊称である」という知識が紹介されていました。確か「梵」という言葉は
「宇宙の真理」というEW&Fのアルバム名みたいな凄い意味の言葉だという記憶
があります。ということは「莫迦梵」は無知+真理という事になります。それっ
て「無知の知」のことでしょうか(違う)。ソクラテスかよ(全然違う)。
一方、おなじみの「馬鹿」は日本で通用している当て字のようです。ここで
疑問が沸いてきました。「『馬鹿』は中国の故事成語が由来である」という説
を聞いたことがあるような気がします。あれは出鱈目だったのでしょうか?
この件についても調べてみたら解りました。インターネットって凄い。ストー
リーは省略しますが「馬鹿」とは「鹿を指して馬と為す」という故事で、いわ
ゆるバカの意味ではなく「威圧をもってまちがいを押し付ける」という意味な
のだそうです。しかも「鹿」をKAと読むのは訓読みで(なので、馬鹿は重箱読
みということになります)、中国語では「馬鹿」と「莫迦」の間に発音上も意
味上も繋がりはないとの事です。要は「『馬鹿』をバカと読んで『莫迦』の当
て字に使った」しかも「故事成語をねじ曲げて語源にしてしまった」と言うこ
とですね。全く別の言葉が日本でリンクしてしまったというのが真相のようで
す。
ところで、他にも同じようなことを言ってる人が居たので私に限った話じゃ
ないと思いますが、同じ文字を繰り返して書くと意味が剥がされてしまうのか、
ただの線の集まりに見え「こんな字あっただろうか」と不思議な気分になるこ
とがあります。それと同様に同じ単語を頭の中で繰り返して考えてると、なん
だか訳の解らない言葉のような気がしてきます。そのせいでしょうかさっきか
らバカという単語が何だか格好良く感じます。バカの壁を実体験しているのか
もしれません。
更に話が逸れますが「バカの壁」という本を未だ読んだ事がありません。あ
れだけ多くの人に支持された本なのにお恥ずかし限りです。多分この先も「バ
カの壁」を読むことはないと思いますが、「莫迦の壁」という便乗本が出たら
ちょっと手にとってみたいと思います。「壁の莫迦」だと買うかもしれません。
もっと話が逸れていきます。Google でいろいろな BAKA を検索してみたと
ころ、次のような結果になりました(いずれも日本語のページを検索):
莫迦 53,800 件
馬鹿 885,000 件
ばか 943,000 件
バカ 1,990,000 件
予想通りとは言え、バカの健闘が光ります。また、莫迦が最も少ないのも予
想通りなのですが、これほどまでに大差がつくとは思いませんでした。本家な
のに。今後の奮起に期待したいところです。
「バカ」という表記はなかなか便利なもので、本来の意味以外にも使うこと
ができます。例えば「馬鹿だなあ」だと本当に見下してる感じがしますが「バ
カだなあ」は愛情表現や褒め言葉にも使えます。これが「莫迦だなあ」だとも
う遠いところから下界を見下ろしてるとしか思えません。この辺りが使用され
る頻度の差につながっているのでしょう。逆に、自分のことを卑下もしくは謙
遜してバカにする場合に「莫迦」を使う場合があります。これは頭の良い人が
使うことが多いせいでしょうか、とても偉そうに見えるので読む者がかえって
恐縮してしまうという効果があります。お試しください。
参考:
http://homepage2.nifty.com/osiete/s375.htm
http://www.japanphil-21.com/club/haohao/hao-gd-uma4.htm
http://www.elrosa.com/tisen/90/90192.html
http://d.hatena.ne.jp/motomachi24
元町二十四軒
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おしらせ
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・MRM Vol.011は以上で終わりです。最後までお読み頂き、ありがとうござ
いました。
・3/23 に発行予定の Vol.012では、Vol.010に掲載した質問6へお寄せ頂いた
回答と質問7を掲載する予定です。Vol.010についてはこちらをご覧くださ
い。
→ http://gadd9.com/mrm/010.html
・寄稿して頂いたことのある方には、誠に勝手ながらメールにて送信をしてお
ります。不要の場合はお手数ですが、ご連絡をお願い致します。
・(前号に引き続き)特に理由は無いのですが、Webでの公開をやめてメール
のみの配信にすることを考えています。この件に関してご意見をお聞かせ下
さい。
・それでは「MRM Vol.012」でお会い致しましょう。
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・MRM [ MOTOMACHI RADIO MAIL ] Vol.011
発行部数 Web:計測不能 / メール:7通
発行 元町二十四軒
編集 元町二十四軒
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