札幌では毎年たくさんの雪が降ります。車道の雪は歩道側に、歩道の雪は車道側に追いやられます。結果、車道と歩道の間には大きな雪の山脈が作らます。そのままでは、車にとっても歩行者にとっても邪魔なだけですので、深夜に市から委託された除雪業者の方が、歩道と車道の間にできた雪の山を崩して、雪捨て場に捨ててくれます。
除雪の際には、車道・歩道の区別無く山をそのままそっくり削って持って行ってくれる場合と、車道側の雪だけを削って行く場合とがあります。後者の場合には、歩道と車道の境目で山を半分に削るため、雪山の断面を見ることができます。雪山の断面なんてただの雪の塊だろうと思われるかもしれませんが、これが雪山ができてから今日に至るまでの短い歴史を反映していて、(人によっては)それなりに楽しいのです。今日はそんなどうでも良い断面の世界を皆様にご紹介します。なおタイトルの小池さんは栄子さんとは関係ありません。
(元町二十四軒)